このたび日本財団から助成を受け、日本手話に特化した翻訳・通訳技術向上事業の一環として、「翻訳・通訳講師養成講座」を開講することになりました。
当法人は、目標言語を目標言語で教えるナチュラル・アプローチ(クラッシェン・テレルの提唱する第二言語習得理論)にもとづいて、日本手話を指導できる教師の育成に努めてきました。その成果として、日本手話のできる聴者(学習者)が徐々に増えてきました。しかし、学習者が次に直面したのは、日本手話と日本語を翻訳・通訳する技術学習の場が限られているという問題でした。そこで、当法人は、翻訳・通訳の技術等を指導できるろう教師の育成が急務だと感じ、今回の講座を企画することにしました。また、近年「ろう通訳者」および「フィーダー(ろう通訳者に音声言語情報を送る人)」の活躍が世界的にめざましくなっていますが、日本では、その認知度はまだ低く、専門的な教育を受ける場が限られています。専門的な教育・訓練を受ける場がなく、「資格のあるろう通訳者」にもなれません。制度的な問題はありますが、本講座では、ろう通訳者をめざす人も受講できるように、カリキュラムを企画しました。
遠隔地の方には、旅費の助成もありますので、多くの方のお申し込みをお待ちしております。
【対象】(1)と (2)もしくは(3)を満たしていることが条件です。
(1)ろう者もしくはコーダで、日本手話と書記日本語のバイリンガルであること。
(2)日本手話-日本語の翻訳・通訳の養成に関心があり、修了後はその分野で活躍すること。
(3)ろう通訳者をめざしていること。
【日程・会場・受講料等】
日程:2014年7月19日(土)~11月30日(日)(全10回、詳細は下記日程表を参照)
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・参宮橋駅)、ダブル・ピー株式会社手話寺子屋教室(東京・中野駅)等、都心を予定
定員:10名
受講料:一般 25,000円、会員・サポーター 20,000円(入金後の返金は応じません)
【修了証の発行】 全回出席された方に対し、修了書を発行します。
【選考方法】
書類選考(履歴書、要約課題、小論文等)
(応募後の書類は返却しません。書類に記載された個人情報は、今回の選考においてのみ使用し、選考終了後は、適正な方法で処理します。)
【申込方法】 (連絡はすべてメールで行います。)
(1)氏名
(2)住所
(3)連絡先(メールアドレス)
(4)NPO法人手話教師センター会員・サポーターの有無
(1)~(4)を明記の上、メールで申し込んでください。
応募期限:2014年6月15日(日)
メールアドレスはこちらをクリックしてください。
*折り返し、選考のための書類一式をメールします。
【受講までの流れ】
2014年6月15日(日)応募締切 (必着)
選考のための書類一式を応募者にメール。
(2~3日してもメールが届かない場合は、下記事務局までお知らせください。)
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2014年6月29日(日)選考書類 提出締切 (必着)
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2014年7月上旬までに選考結果を本人に連絡(受講料の振込等の案内含む)
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受講初日 2014年7月19日(日)
【遠隔地の方へ】
関東1都6県(茨城・栃木・群馬・埼玉・東京・千葉・神奈川)以外の地域にお住まいの方に旅費の一部を助成します。講座が1日の場合は上限15,000円/1回、2日連続の場合は、宿泊費用を含め、上限22,000円/1回です。ただし、全回出席していることが助成条件となります。希望者多数の場合は抽選になります。詳細は下記事務局までお問い合わせください。